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宅建の副業は在宅でできる?仕事の範囲と始める前の確認事項

宅建の知識を使う在宅副業には、宅建業者のIT重説、契約事務の支援、教材や記事の制作などがありますただし、「宅建合格」「資格登録」「有効な宅建士証」「特定事務所の専任宅建士」は別の状態です。在宅で働けるかは資格だけで決まらず、業務内容、契約関係、宅建業者の管理体制、本業の就業規則を順番に確認する必要があります。

公開日
2026年8月2日
更新日
2026年8月2日
読了目安
19
法令基準日
2026年8月2日
パソコン越しの重要事項説明、宅建士証、勤務先確認欄を分けて描いた記事カバー
先に結論

宅建を活かす副業には在宅で行える仕事がありますが、合格しただけで独立して媒介や重要事項説明を請け負えるわけではありません。IT重説を行うなら、資格登録と有効な宅建士証が必要で、免許を受けた宅建業者の業務として、双方向の映像・音声、書面確認、宅建士証の画面提示など国土交通省の要件を満たす必要があります。専任宅建士としての在宅勤務は一定条件で認められ得ますが、別会社の名義上だけ専任になることや、他人に宅建士名義を使わせることはできません。

この記事でわかること

迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます

  • 宅建合格・資格登録・宅建士証交付で担当できる範囲の違い
  • IT重説を在宅で行うために宅建業者側も整える必要がある条件
  • 専任宅建士のテレワークと、副業での名義貸しを区別する基準
  • 本業の就業規則、労働時間、情報管理、税務を確認する順番

01結論:宅建の在宅副業は、仕事の種類と法的な立場を先に分ける

宅建を活かして在宅で働くこと自体が、一律に禁止されているわけではありません国土交通省はITを活用した重要事項説明を本格運用し、専任宅建士の専任性についても、適切な業務体制を確保した上で事務所以外において通常の勤務時間を勤務する場合を常勤に含める考え方を示しています。

ただし、在宅でできることと、個人が資格だけを使って独立受注できることは同じではありません。宅建業法上の重要事項説明は、免許を受けた宅建業者が宅建士に行わせる事務です。売買や貸借の代理・媒介を業として行うには、宅建士資格とは別に宅建業免許が必要です。

したがって、求人や業務委託の募集を見るときは、報酬の表示より先に、依頼者がどの宅建業者か、自分は従業者・宅建士・専任宅建士のどの立場か、誰が書面を作成し取引を管理するかを確認します。資格者の名前だけを借りたいという依頼は、仕事内容が少なく見えても受けてはいけません。

02合格、資格登録、宅建士証、専任宅建士は四つの別状態

宅建試験に合格した人は、試験知識を証明できますが合格だけで宅建士として重要事項説明を行えるわけではありません。受験地の都道府県で資格登録を受け、さらに有効な宅建士証の交付を受ける段階が必要です。

宅建士証の交付を受けた人でも、自動的にどこかの事務所の専任宅建士になるわけではありません。専任宅建士は、宅建業者が事務所ごとに法定数を置く役割で、その事務所に常勤し、専ら当該事務所の宅建業務へ従事する実態が必要です。

副業を探す際は、募集に「宅建資格者」とだけ書かれていても、自分の状態と依頼される事務が一致するか確認します。教材制作や受験指導のように宅建知識を使う仕事と、宅建士証が必要な法定事務を同じ条件で考えないことが重要です。

資格の状態と在宅副業での確認事項
状態確認できること法定事務求人で確認する表現
試験合格試験に合格した事実合格だけでは担当できない合格者可か、宅建士証必須か
資格登録都道府県の登録を受けた状態宅建士証がなければ担当できない宅建士証の有効性を求めるか
有効な宅建士証あり宅建士として法定事務へ従事できる前提宅建業者の業務体制内で担当雇用・委託関係と管理責任
専任宅建士特定事務所の法定設置要員その事務所の宅建業務へ専従常勤性、勤務時間、兼業条件

03在宅で見つかる仕事を、法定事務・支援業務・知識活用に分ける

在宅の仕事名は会社ごとに異なるため、「宅建副業」という名称だけでは適法性や必要資格を判断できません重要事項説明を担当する仕事、契約書類の確認や入力を支援する仕事、受験教材や不動産知識の記事を作る仕事に分け、実際の作業を確認します。

重要事項説明は、宅建士が行う法定事務です。有効な宅建士証と、宅建業者による物件調査、書面作成、相手方への提供、実施記録などの業務体制が関係します。画面越しに説明する時間だけを切り出しても、前後の責任が消えるわけではありません。

一方、データ入力、日程調整、一般的な問い合わせ対応、教材制作などは、仕事の内容によって宅建士の法定事務とは限りません。ただし、名称が事務補助でも、実際には顧客へ契約判断に関わる説明を求められる場合があります。契約前に、行う行為と行わない行為を文書で確認してください。

在宅で想定される仕事と制度上の確認
仕事の型主な作業先に確認する条件避ける判断
IT重説オンラインで重要事項を説明宅建士証、宅建業者、IT重説手順個人名だけで独立実施する
契約事務の支援書類整理、入力、日程管理説明権限、個人情報管理、監督者事務名目で法定説明まで行う
調査・資料作成公的資料や物件情報の確認調査範囲、レビュー担当、守秘義務未確認事項を顧客へ断定する
教材・記事制作受験知識を解説法令基準日、監修、著作権古い法令や他社文章を流用する
受験学習の支援問題解説、学習計画の補助サービス範囲、個人情報、誇大表示合格を保証する

04宅建士資格だけでは、個人で宅建業を営めない

国土交通省は、宅地・建物の売買や交換、売買・交換・貸借の代理または媒介を業として行うものを宅地建物取引業とし、営もうとする者には国土交通大臣または都道府県知事の免許が必要だと案内しています。宅建士資格と宅建業免許は別制度です。

そのため、有効な宅建士証を持っていても、自分の名前だけで反復継続して物件の媒介を請け負えるとは考えません。宅建業者から仕事を受ける場合も、どの免許業者の業務として行うのか、顧客との契約主体は誰か、報酬を受ける根拠は何かを確認します。

自分の不動産を一度売ることと、複数の取引を業として行うことの境界は、行為の態様を含む個別判断になります。副業で物件を紹介する計画があるなら、広告や紹介を始める前に免許行政庁へ確認し、資格保有を免許の代わりにしないでください。

05IT重説は、重要事項説明をオンラインで行う方法

IT重説は、重要事項説明という法定事務そのものを、一定の条件を満たす映像・音声環境で行う方法です。賃貸取引だけでなく売買取引でも本格運用されていますが、画面をつなげば一般的なオンライン相談へ変わるわけではありません

宅建業者は、説明対象となる物件と取引を調査し、重要事項説明書を準備し、相手方が内容を確認できる状態を整えます。宅建士は書面に記名し、説明時に宅建士証を提示します。書面を電磁的方法で提供する場合は、相手方の承諾など別の要件も関係します。

在宅求人で「IT重説のみ」と書かれている場合でも、説明前に誰が書面と添付資料を確認するか、誤りを見つけたとき誰へ戻すか、通信障害時に中止する基準、実施後の記録を誰が保存するかを確認します。単に台本を読む業務ではありません。

対面重説とIT重説で変わること・変わらないこと
項目対面IT重説共通する責任
実施場所同じ場所離れた場所宅建業者の業務として実施
宅建士証対面で提示画面上で視認できるよう提示有効な証を本人が提示
書面確認紙または適法な電磁的方法事前に確認できる状態を確保内容を理解できる形で提供
質疑その場で双方向映像・音声で双方向質問へ適切に応答
通信確認通常は不要開始前と実施中に確認説明できない状態なら続行しない

06在宅IT重説では、映像・音声・書面・宅建士証を確認する

国土交通省のIT重説案内は、宅建士と説明を受ける人が、図面等の書類と説明内容を十分理解できる程度に映像を視認でき、双方の音声を十分聞き取れ、双方向でやりとりできる環境を求めています。音声だけの電話や、録画動画を送るだけでは要件を満たしません。

説明を受ける人が重要事項説明書と添付書類を確認できる状態であることを宅建士が開始前に確かめます。また、宅建士は宅建士証を提示し、相手方が画面上で視認できたことを確認します。画質が低く氏名や写真を確認できない場合は、そのまま進めません。

通信障害で映像または音声が不安定になった場合の対応も、勤務先の手順へ含めます。自宅回線の速度だけでなく、会社指定端末、接続方式、本人確認、記録、個人情報を画面へ映さない環境まで確認し、自己流のビデオ会議にしないことが重要です。

  1. 1.勤務先が対象取引の重要事項説明書と添付資料を確定する
  2. 2.相手方が書面を確認できる状態か確かめる
  3. 3.双方の映像・音声が明瞭で双方向にやりとりできるか確かめる
  4. 4.宅建士証を画面へ提示し、相手方が視認できたことを確かめる
  5. 5.途中で通信状態が崩れたら説明を中断し、会社の手順に従う

07宅建士証と勤務先の管理体制は、どちらも必要

重要事項説明を行う宅建士は、資格登録を受けているだけでなく、有効な宅建士証を持ち、説明時に提示する必要があります。期限切れの宅建士証、申請中の状態、合格証書だけでは代わりになりません。氏名や住所等に変更があれば、登録先の手続も確認します。

同時に、依頼元が宅建業免許を受けているかを確認します。免許番号、商号、事務所、担当部署を確認し、契約書に業務内容、指揮命令または委託範囲、守秘義務、事故時の連絡先を明記します。個人間の口約束で宅建士証の画像を渡すことは避けます。

宅建士証の写しを提出する場面でも、提出先と利用目的を確認してください。必要のない相手へ画像を送ると、名義や個人情報を不正利用される危険があります。勤務先が従業者名簿や宅建士の変更手続をどう管理するかも、就業前の確認事項です。

08専任宅建士の在宅勤務は可能でも、専任性の実態が必要

宅建業者は、事務所ごとに従業者5人に1人以上の割合で成年者である専任宅建士を置く必要があります。専任宅建士は、名簿へ名前を載せるだけの人数合わせではなく、その事務所に常勤し、専ら当該事務所の宅建業務へ従事する状態が原則です。

国土交通省の解釈・運用は、ITの活用等により適切な業務ができる体制を確保した上で、事務所以外において通常の勤務時間を勤務する場合も常勤に含めるとしています。つまり、自宅で勤務する日があることだけで専任性を失うわけではありません。

ただし、この取扱いは「在宅だから短時間の名義提供でよい」という意味ではありません。通常の勤務時間、連絡・出勤できる体制、専らその事務所の宅建業務へ従事する実態が必要です。本業で別会社へ常勤しながら、副業先でも専任として届け出られると安易に考えないでください。

09副業先で専任になるか、一般の宅建士として従事するかを確認する

宅建士が宅建業者で働く場合でも、全員が専任宅建士になるわけではありません。専任でない宅建士が、有効な宅建士証を持ち、勤務先の体制内で重要事項説明を担当することもあります。求人の「宅建士募集」と「専任宅建士募集」を読み分けます。

専任を求められる場合は、勤務日数や時間だけで判断せず、通常の勤務時間、他の仕事との重なり、事務所との連絡体制、緊急時の対応、兼業する他業務の量を確認します。国土交通省の解釈は、他業種との兼業について業務量等を考慮し、専任と認められない場合があることも示しています。

本業がある人は、本業先と副業先の両方へ仕事内容を説明し、専任としての届出が可能か副業先の免許行政庁にも確認してもらいます。募集担当者の「在宅だから大丈夫」という口頭説明だけで、法定数へ算入されることを承諾しないようにします。

一般の宅建士と専任宅建士で追加確認する項目
項目一般の宅建士専任宅建士
宅建士証法定事務を行うなら有効な証が必要有効な証と資格要件を確認
勤務先との関係担当業務と管理体制を確認特定事務所への常勤・専従実態を確認
在宅勤務IT重説等の個別条件を確認適切な業務体制と通常勤務時間を確認
他の仕事就業規則・労働時間・守秘義務を確認専任性を損なわないか追加確認
行政手続登録事項変更等を確認事務所の届出と法定数への算入を確認

10名義だけを貸す依頼は、少ない作業でも受けない

宅地建物取引業法第68条は、宅建士が、自分が実際に専任として従事する事務所以外の事務所について専任宅建士である旨を表示することを許す行為や、他人に自分の名義を使わせて宅建士である旨を表示させる行為を、指示や事務禁止処分の対象として定めています。

「月に一度だけ連絡すればよい」「説明業務はない」「証の写しだけ送ってほしい」と言われても、実態のない専任表示や名義使用なら受けられません。報酬が低いか高いか、在宅か出社かではなく、自分が実際にどの事務所で何を行うかが判断の中心です。

宅建士証の画像、登録番号、署名データを渡した後は、自分の知らない書類や広告へ使われる可能性があります。用途が説明されない提出依頼は断り、すでに渡して不審な表示を見つけた場合は、登録先都道府県の宅建業法主管課へ相談してください。

  • 実際に勤務しない事務所の専任として名前を載せる依頼
  • 他人が宅建士であるように自分の名義を使う依頼
  • 内容を確認していない書面へ記名する依頼
  • 用途を示さず宅建士証や登録番号の画像だけを求める依頼

11本業の就業規則と、副業先を含む労働時間を確認する

厚生労働省は、副業・兼業を希望する労働者に、まず本業の労働契約や就業規則を確認し、定められた方法で仕事内容や就業時間を届け出るよう案内しています。宅建資格があることは、本業先への届出を省略できる理由にはなりません。

本業と副業先の両方で雇用される場合、労働基準法上の労働時間を通算して管理する必要が生じます。副業先が業務委託を名乗っていても、実態が指揮命令を受ける労働者に当たるかは契約名だけで決まりません。契約形態、勤務時間、報告方法を双方へ正確に伝えます。

不動産業務では顧客情報や未公開物件情報を扱うため、秘密保持義務と競業避止にも注意します。本業が不動産会社なら、同業他社の取引情報へ触れる副業が制限される合理的な理由になり得ます。許可の有無だけでなく、扱わない情報の範囲を合意してください。

副業開始前に本業・副業先と共有する事項
共有事項本業先副業先記録方法
業務内容競業・秘密保持への影響を確認担当範囲を明示届出書・契約書
契約形態労働時間通算の対象を確認雇用か委託か実態を説明労働条件通知書・業務委託契約
勤務時間本業への支障と健康を確認所定・所定外時間を確認勤務表・申告方法
情報管理持出禁止情報を確認使用端末と保存先を指定秘密保持条項
宅建士の立場専任性や届出への影響を確認一般・専任の別を明示職務内容・行政手続

12在宅求人は、資格手当ではなく実際の業務と責任で選ぶ

求人票に「宅建を活かせる」「完全在宅」と書かれていても、仕事内容、雇用・委託形態、勤務時間、担当する取引、研修、レビュー担当者を確認します。この記事では求人件数、平均報酬、月収の目安を示しません。公式に一律確認できる数値ではなく、契約ごとの差が大きいためです。

IT重説を担当するなら、宅建業者の免許番号、宅建士証の確認方法、書面の作成責任、相手方への事前提供、通信障害時の手順を質問します。事務支援なら、顧客へ直接説明する範囲と、判断を宅建士や責任者へ戻す境界を質問します。

未経験者向けの募集では、研修の有無だけでなく、最初の案件を誰がレビューするかが重要です。法令や物件固有情報を自己判断で埋める仕組みは避けます。疑問を報告したことで不利益を受けるような体制では、正確な重要事項説明を継続できません。

応募前に確認する求人チェック表
確認先質問すること不明なときの対応
宅建業者商号、免許番号、担当事務所免許行政庁の案内で確認する
業務担当者担当範囲、レビュー、事故時連絡契約前に文書化を求める
IT環境指定端末、接続方法、記録、障害対応私物端末で始めない
人事・労務雇用形態、勤務時間、副業申告本業先と通算・許可を確認する
免許担当専任か一般宅建士か、届出内容曖昧なら就業開始前に確認する

13自宅では、画面・音声・書類を第三者から隔離する

在宅の不動産業務では、氏名、住所、連絡先、売買価格、賃料、登記情報、本人確認資料などを扱う可能性があります。家族や同居人が画面を見られる場所、会話を聞ける場所、共用端末で重要事項説明や書類作成を行わないようにします

勤務先が指定する端末、認証、保存先、廃棄方法を使い、データを私用メールや個人向けクラウドへ移さないことが必要です。紙を印刷する場合も、印刷可否、保管、返却、裁断の手順を確認します。IT重説の録画についても、自己判断で録画・保存せず、会社の方針と相手方への説明に従います。

通信障害に備えて予備回線を持つことより、障害時に説明を中断して担当部署へ戻す基準を共有することが先です。情報漏えいや誤送信が起きた場合の連絡先と初動を、最初の案件前に確認してください。

  • 個室または会話と画面を第三者から隔離できる場所を使う
  • 会社指定の端末・認証・保存先だけを使う
  • 宅建士証や本人確認資料を私用端末へ残さない
  • 録画・印刷・持出しは勤務先の手順がある場合だけ行う
  • 通信障害・誤送信・紛失時の連絡先を事前に登録する

14副業の契約、収入、経費は開始日から記録する

副業が雇用なら副業先から給与を受ける場合があり、業務委託なら業務に係る所得として扱われる場合があります。国税庁は、副業に係る収入のうち営利を目的とした継続的なものが、事業所得に当たる場合を除き業務に係る雑所得へ該当すると案内しています。所得区分は活動の実態で判断します。

給与所得者の確定申告には、給与の支払先数や給与以外の所得など複数の条件があります。国税庁が示す20万円の基準も「売上」ではなく一定条件下の給与・退職所得以外の所得金額に関するもので、還付申告をする場合など例外があります。数字だけを見て申告不要と決めないでください。

契約書、支払明細、請求書、業務に使った経費の領収書を開始日から分けて保存します。住民税や社会保険を含む個別判断は、居住地の自治体、勤務先、税務署または税理士へ確認します。この記事では確認できない手取り額や節税額を示しません。

15今日やること:資格状態と働き方を一枚の確認表にする

最初に、合格証書、資格登録通知、宅建士証を確認し、自分がどの状態かを書きます。宅建士証がある場合は有効期限と登録事項を確認します。次に、本業の就業規則を開き、副業の届出方法、競業、秘密保持、勤務時間のルールを書き出します。

応募候補を見つけたら、宅建業者名と免許番号、仕事内容、一般宅建士か専任宅建士か、IT重説の実施手順、雇用・委託形態、指定端末、情報管理を確認します。一つでも「入ってから説明する」とされる場合は、契約前に回答を求めます。

宅建士証がまだない人は、法定事務を前提とする求人へ急いで応募するより、資格登録と宅建士証交付の手順を確認します。まず資格が役立つ仕事の範囲を整理し、宅建業法の重要事項説明と宅建士証の論点を復習してから、実際の契約条件を比較してください。

よくある質問

宅建を活かした副業は在宅でできますか。

宅建知識を使う教材制作、事務支援などには在宅で行える仕事があります。IT重説も、免許を受けた宅建業者の業務として、有効な宅建士証、双方向の映像・音声、書面確認、宅建士証の画面提示など国土交通省の要件を満たせば在宅で担当できる場合があります。在宅可と独立受注可は同じではありません

宅建試験に合格しただけでIT重説の副業はできますか。

試験合格だけではIT重説を担当できません。受験地の都道府県で資格登録を受け、有効な宅建士証の交付を受ける必要があります。そのうえで、免許を受けた宅建業者の業務体制内で、相手方への書面提供、映像・音声確認、宅建士証提示などの手順に従います。

専任宅建士は別会社で在宅副業できますか。

専任宅建士は、原則として特定事務所に常勤し、専らその事務所の宅建業務へ従事する実態が必要です。適切な体制下のテレワークは常勤に含まれ得ますが、他社の仕事量や勤務時間によって専任性を満たさない場合があります。本業・副業先と免許行政庁へ、実際の勤務条件を示して確認してください。

宅建士証のコピーを副業先へ渡してもよいですか。

正当な雇用・委託手続で必要になる場合はありますが、提出先、利用目的、保存期間、廃棄方法を確認してから渡してください。仕事内容や宅建業者名を示さず、専任登録や書面への利用のため画像だけを求める依頼は避けます。他人が宅建士であるように名義を使うことを許す行為は処分対象です。

宅建士の名義貸しは、実際に説明業務がなくても問題ですか。

実際に専任として従事していない事務所の専任宅建士である旨を表示させたり、他人に自分の名義を使わせて宅建士である旨を表示させたりする行為は、宅地建物取引業法第68条の指示・事務禁止処分の対象です。作業量や報酬額にかかわらず、名義だけを提供する依頼は受けないでください。

宅建の在宅副業で得た収入は確定申告が必要ですか。

確定申告の要否は、雇用か業務委託か、給与の支払先数、給与以外の所得金額、他の申告理由などで変わります。国税庁の20万円基準には適用条件と例外があり、売上が20万円以下なら常に申告不要という意味ではありません。契約、収入、経費を記録し、国税庁と居住地自治体の案内で確認してください。

確認した公的情報

この記事の参照元

法令、制度、試験日程は変更される場合があります。受験・手続の前には、リンク先の最新案内も確認してください。