権利関係
物権変動
登記が必要な第三者と、登記なく対抗できる相手を判定します。
要点 8件・確認問題 8問読む → 覚える → 解くまでこのページで完結
物権変動と登記(原則・ポイント)
原則:不動産の物権変動は登記がなければ第三者に対抗できない。第三者とは当事者やその包括承継人(相続人など)以外で、登記がないことを主張する正当な利益を有する者。当事者間では登記なくても対抗でき、第三者は善意・悪意を問わず、登記は先にした者勝ち。A→B→Cと順次移転した場合CはAに対し登記なくても所有権を対抗できる。
覚え方物権変動は登記が命、第三者は善意悪意問わず登記が先の者勝ち、A→B→CのCはAに登記なくても勝つ
01物権変動の重要暗記項目
物権変動と登記(原則・ポイント)
原則:不動産の物権変動は登記がなければ第三者に対抗できない。第三者とは当事者やその包括承継人(相続人など)以外で、登記がないことを主張する正当な利益を有する者。当事者間では登記なくても対抗でき、第三者は善意・悪意を問わず、登記は先にした者勝ち。A→B→Cと順次移転した場合CはAに対し登記なくても所有権を対抗できる。
覚え方物権変動は登記が命、第三者は善意悪意問わず登記が先の者勝ち、A→B→CのCはAに登記なくても勝つ
ひっかけ注意第三者の善意悪意・登記先勝ちの原則。悪意でも登記なければ対抗不可
取得時効・取消し・解除と登記のまとめ
「前」に第三者登場: 時効=時効取得者の勝ち、取消し=取消権者の勝ち(ただし錯誤・詐欺による取消しは善意無過失の第三者に対抗できない)、解除=先に登記した人が勝ち。「後」に第三者登場: いずれも先に登記した人が勝ち。
覚え方『前』は時効=取得者勝ち・取消し=取消権者勝ち(錯誤詐欺は善意無過失に負け)・解除=登記先、『後』は全部登記先勝ち
ひっかけ注意前/後・時効取消解除の結論の入替。詐欺錯誤の例外に注意
登記なくても対抗できる者(例外)
次の者には登記なくても所有権を対抗できる:①詐欺・強迫によって登記を妨げた者、②他人のために登記申請する義務がある者、③背信的悪意者、④無権利者(文書偽造で登記した人や無権利者から買い受けた人)、⑤不法占有者。要するに明らかな悪者には登記なくても対抗できる。
覚え方登記なくても勝てる悪者ズ、詐欺強迫で登記妨げ・登記義務者・背信的悪意・無権利・不法占有、要はワルには無条件で勝つ
ひっかけ注意登記なく対抗できる相手の範囲。背信的悪意者・無権利者等に注意
取得時効と登記(完成時・完成前)
時効取得者は時効完成時に登記がなくても、もとの所有者に対して所有権を主張できる。また時効完成前に所有権を取得した第三者に対しても登記なくして所有権を主張できる(時効完成前の第三者=当事者類似の関係)。
覚え方時効カンセイ時に登記なくても元所有者に勝ち、完成前の第三者も当事者類似で登記なく勝てる
ひっかけ注意完成前/完成後の第三者の区別。完成前の第三者には登記不要
時効完成後の第三者と時効取得者
時効完成後に所有権を取得した第三者と時効取得者は対抗関係にあるので、先に登記をしたほうが所有権を主張できる。
覚え方時効カンセイ後の第三者とは対抗関係、先に登記した者が所有権をゲット
ひっかけ注意完成後の第三者は対抗関係。先に登記した方が勝つ
取消し前の第三者と取消権者
取消権者は登記がなくても取消し前に所有権を取得した第三者に所有権を主張できる。制限行為能力・強迫による取消しは第三者が善意・悪意でも取消権者が勝つが、錯誤・詐欺による取消しは第三者が善意無過失のときは取消権者は所有権を主張できない。
覚え方取消し前の第三者、制限・強迫なら善意悪意問わず取消権者の勝ち、錯誤・詐欺は善意無過失の第三者に負ける
ひっかけ注意取消原因による結論の違い。詐欺・錯誤は善意無過失の第三者に負ける
取消し後の第三者と取消権者
取消し後に所有権を取得した第三者と取消権者は対抗関係にあるので、先に登記をしたほうが所有権を主張できる。
覚え方取消し後の第三者は対抗関係、登記を先に取った者が所有権をつかむ
ひっかけ注意取消し後は対抗関係。先に登記した方が勝つ
解除前の第三者と解除権者
契約解除前に所有権を取得した第三者(C)と解除権者(A)は、先に登記をしたほうが所有権を主張できる。対抗関係ではないが対抗関係と同じ扱い。
覚え方解除前の第三者Cと解除権者A、対抗関係じゃないけど扱いは同じ、先に登記した者が勝ち
ひっかけ注意解除前の第三者処理の混同。先に登記した方が勝つ
02試験で正誤を分けるチェック順
- 1誰に・何に適用されるか
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 2原則と例外を分ける条件
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 3期限・手続・効果の組み合わせ
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
03この論点の根拠
- 関連法令
- 民法
- 内容の基準日
- 2026年4月1日
- 復習方法
- 要点を確認した後、下の○×問題で条件の違いを見分ける
法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。
問題演習
物権変動の○×一問一答
1/8問解答 0・正解 0
権利関係重要度 S過去6年出題 4回
物権変動と登記(原則・ポイント)
不動産の物権変動は、第三者が悪意であれば登記がなくてもその者に対抗することができる。
全784問から、分野・重要度で解く
宅建業法161問、権利関係316問、法令上の制限207問、税・その他100問を収録。