法令上の制限
法令横断の許可・届出
都市計画法・建築基準法・国土利用計画法などを、行為・区域・規模・時期の順で横断比較します。
要点 8件・確認問題 8問読む → 覚える → 解くまでこのページで完結
特定盛土等規制区域の届出・許可の規模
届出を要する規模は宅地造成等工事規制区域の許可対象(宅)と同じ基準(盛土1m超の崖・切土2m超の崖等、面積500㎡超/堆積は高さ2m超かつ面積300㎡超等)。許可を要する規模は特定盛土等規制区域の許可対象(特)の基準(盛土2m超の崖・切土5m超の崖等、面積3,000㎡超/堆積は高さ5m超かつ面積1,500㎡超等)。
覚え方届は盛イチ切ニ五百(500㎡)・堆積ニ(2m)三百(300㎡)、許は盛ニ切ゴ三千(3000㎡)・堆積ゴ(5m)千五(1500㎡)
最重要・比較表
法令横断の許可・届出
「法律、行為、区域、規模、事前・事後、期限、権者、違反効果」を同じ順番で比較し、正誤判断の条件を整理します。
| 事由 | 基本ルール | 例外・ひっかけ | 理由・判断ポイント |
|---|---|---|---|
| 開発許可の許可権者最重要 | 開発行為を行おうとする場合、原則として都道府県知事の許可(開発許可)が必要となる。 | 開発許可は原則として都道府県知事。市町村長とする主体すり替えに注意。 | 覚え方:開発行為は原則、都道府県知事の許可(開発許可)がなきゃ着手できぬ |
| 4区分と届出義務者・時期 | 規制区域は当事者が締結前に許可。 | 届出義務者(当事者か権利取得者か)と事前・事後の混同 | 覚え方:規制は当事者が前に許可、監視・注視は前に届、無指定は取得者が二(2週間)後に届 |
| 3条・4条・5条の許可権者 | 3条(権利移動)は農業委員会の許可。 | 3条(農業委員会)と4条5条(知事)の許可権者すり替え | 覚え方:三条は農業委員会、四条・五条は知事、指定市町村なら市町村長がジャッジ |
| 特定盛土等規制区域の工事の許可 | 特定盛土等規制区域内で大規模な崖崩れ・土砂流出のおそれが大きい一定規模の特定盛土等・土石の堆積工事を行う場合、原則として工事主は工事着手前に都道府県知事の許可を受ける。 | 許可権者は都道府県知事。許可を受ければ届出は不要になる関係に注意 | 覚え方:デカ盛りは着手の前に知事の許可、とれば届出いらず、ご近所に説明会 |
| 建築行為等の制限 | 事業施行の認可等の公告があった日から換地処分の公告がある日までは、施行地区内で①土地の形質変更②建築物等の新築・改築・増築③重量5トンを超える物件の設置・堆積(事業障害のおそれあるもの)を行う者は、国土交通大臣(国が施行)または都道府県知事(その他)の許可が必要。 | 許可権者は国土交通大臣または都道府県知事。『組合の許可』とのすり替えが定番 | 覚え方:工事中の区域、土いじり・建てる・五トン(5t)超は、大臣か知事の許可、組合じゃダメ |
| その他法令の許可・届出権者(主要) | 文化財保護法=文化庁長官の許可。 | 許可権者のすり替えが定番。文化財=文化庁長官、生産緑地=市町村長、景観法は届出 | 覚え方:文化財は庁長官、崖と森は知事、道河海港は各管理者、緑地は町長、景観は団体の長へ届出 |
開発許可の許可権者
最重要- 基本
- 開発行為を行おうとする場合、原則として都道府県知事の許可(開発許可)が必要となる。
- 注意
- 開発許可は原則として都道府県知事。市町村長とする主体すり替えに注意。
覚え方:開発行為は原則、都道府県知事の許可(開発許可)がなきゃ着手できぬ
4区分と届出義務者・時期
- 基本
- 規制区域は当事者が締結前に許可。
- 注意
- 届出義務者(当事者か権利取得者か)と事前・事後の混同
覚え方:規制は当事者が前に許可、監視・注視は前に届、無指定は取得者が二(2週間)後に届
3条・4条・5条の許可権者
- 基本
- 3条(権利移動)は農業委員会の許可。
- 注意
- 3条(農業委員会)と4条5条(知事)の許可権者すり替え
覚え方:三条は農業委員会、四条・五条は知事、指定市町村なら市町村長がジャッジ
特定盛土等規制区域の工事の許可
- 基本
- 特定盛土等規制区域内で大規模な崖崩れ・土砂流出のおそれが大きい一定規模の特定盛土等・土石の堆積工事を行う場合、原則として工事主は工事着手前に都道府県知事の許可を受ける。
- 注意
- 許可権者は都道府県知事。許可を受ければ届出は不要になる関係に注意
覚え方:デカ盛りは着手の前に知事の許可、とれば届出いらず、ご近所に説明会
建築行為等の制限
- 基本
- 事業施行の認可等の公告があった日から換地処分の公告がある日までは、施行地区内で①土地の形質変更②建築物等の新築・改築・増築③重量5トンを超える物件の設置・堆積(事業障害のおそれあるもの)を行う者は、国土交通大臣(国が施行)または都道府県知事(その他)の許可が必要。
- 注意
- 許可権者は国土交通大臣または都道府県知事。『組合の許可』とのすり替えが定番
覚え方:工事中の区域、土いじり・建てる・五トン(5t)超は、大臣か知事の許可、組合じゃダメ
その他法令の許可・届出権者(主要)
- 基本
- 文化財保護法=文化庁長官の許可。
- 注意
- 許可権者のすり替えが定番。文化財=文化庁長官、生産緑地=市町村長、景観法は届出
覚え方:文化財は庁長官、崖と森は知事、道河海港は各管理者、緑地は町長、景観は団体の長へ届出
01法令横断の許可・届出の重要暗記項目
特定盛土等規制区域の届出・許可の規模
届出を要する規模は宅地造成等工事規制区域の許可対象(宅)と同じ基準(盛土1m超の崖・切土2m超の崖等、面積500㎡超/堆積は高さ2m超かつ面積300㎡超等)。許可を要する規模は特定盛土等規制区域の許可対象(特)の基準(盛土2m超の崖・切土5m超の崖等、面積3,000㎡超/堆積は高さ5m超かつ面積1,500㎡超等)。
覚え方届は盛イチ切ニ五百(500㎡)・堆積ニ(2m)三百(300㎡)、許は盛ニ切ゴ三千(3000㎡)・堆積ゴ(5m)千五(1500㎡)
ひっかけ注意『届出規模=宅の基準』『許可規模=特の基準』の数字入替え。盛土1m超/2m超等
許可制と届出制の区分
規制区域=都道府県知事の許可(許可制)、監視区域・注視区域=締結前の事前届出、無指定区域=締結日から2週間以内の事後届出。届出先はいずれも都道府県知事。
覚え方規制は許可、監視・注視は締結前に事前届、無指定は二(2週間)たって事後届、宛先は皆知事
ひっかけ注意無指定区域の事後届出「2週間」の数値・事前事後の逆転
特定盛土等規制区域の工事の許可
特定盛土等規制区域内で大規模な崖崩れ・土砂流出のおそれが大きい一定規模の特定盛土等・土石の堆積工事を行う場合、原則として工事主は工事着手前に都道府県知事の許可を受ける。この許可を受けた場合は工事の届出は不要。届出とは別に説明会の開催等が必要。
覚え方デカ盛りは着手の前に知事の許可、とれば届出いらず、ご近所に説明会
ひっかけ注意許可権者は都道府県知事。許可を受ければ届出は不要になる関係に注意
地区計画区域内の届出
一定の地区計画の区域内で、土地の区画形質の変更・建築物の建築・工作物の建設を行おうとする者は、行為に着手する日の30日前までに、行為の種類・場所・設計施行方法・着手予定日等を市町村長に届け出なければならない。届出行為が地区計画に適合しないときは市町村長は設計変更等を勧告できる。
覚え方地区計画区域で建てるなら着手30日前までに市町村長へ届出、合わなきゃ設計変更を勧告される
ひっかけ注意届出は着手30日前まで市町村長へ。期間・届出先の主体すり替えに注意。
許可・届出が不要な場合
①当事者の一方または双方が国・地方公共団体・地方住宅供給公社等②農地法3条1項の許可を受ける場合③民事調停法による調停にもとづく場合④非常災害の応急措置⑤一定面積未満の土地は許可・届出不要。
覚え方国や公社、農地三条、民事調停、災害応急、チビ面積は許可も届も不要
ひっかけ注意国・地方公共団体が当事者でも届出必要と誤らせる
工事の許可(宅地造成等工事規制区域)
規制区域内で宅地造成等の工事を行う場合、原則として工事主は工事着手前に都道府県知事の許可を受ける。申請時はあらかじめ周辺住民に説明会の開催等の措置を講じる。災害発生のおそれがないと政令で定める工事は許可不要。
覚え方規制区域で盛るなら工事主が着手前に知事の許可、住民に説明会も忘れずに
ひっかけ注意許可の主体(工事主)と時期(着手前)、許可権者すり替え
特定盛土等規制区域の工事の届出
特定盛土等規制区域内で特定盛土等・土石の堆積の工事を行う場合、工事主は着手日の30日前までに工事計画を都道府県知事に届け出る。計画変更(軽微を除く)も変更後の着手日30日前までに届出。災害発生のおそれがない政令で定める工事は届出不要。
覚え方盛土の工事、始める三十(30日)日前に知事へ届け、変更もサンジュウ前
ひっかけ注意届出期限『着手日の30日前まで』の数字すり替え。許可でなく届出である点も
予定区域内の制限(許可不要の例外)
①軽易な行為②非常災害のための応急措置として行う行為③都市計画事業の施行として行う行為は許可不要。
覚え方予定区域の許可いらず御三家は、軽い行為と災害応急、都市計画事業のヨテイ(予定)通り。
ひっかけ注意軽易な行為・非常災害応急措置・都計事業施行は許可不要
02試験で正誤を分けるチェック順
- 1誰に・何に適用されるか
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 2原則と例外を分ける条件
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 3期限・手続・効果の組み合わせ
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
03この論点の根拠
- 関連法令
- 法令上の制限に関する各法令
- 内容の基準日
- 2026年4月1日
- 復習方法
- 要点を確認した後、下の○×問題で条件の違いを見分ける
法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。
問題演習
法令横断の許可・届出の○×一問一答
1/8問解答 0・正解 0
法令上の制限重要度 A頻出度 6/24(編集部の目安)
地区計画区域内の届出
地区計画区域内で建築等を行う者は、行為着手日の14日前までに都道府県知事に届け出なければならない。
全784問から、分野・重要度で解く
宅建業法161問、権利関係316問、法令上の制限207問、税・その他100問を収録。