2026年10月試験対応2026年4月1日施行法令基準情報の正確さへの取り組み

権利関係

債務不履行と解除

履行遅滞・不能・不完全履行、催告の要否、解除の効果を整理します。

要点 8件・確認問題 8読む → 覚える → 解くまでこのページで完結

最重要ポイント

債務不履行の種類と要件

債務不履行(債務者が本旨に従った履行をしないこと=契約違反)には履行遅滞と履行不能がある(ほかに不完全履行)。損害賠償請求には原則として債務者の帰責事由が必要。一方、契約の解除では債務者の帰責事由は不要。

覚え方債務フリコー(不履行)は遅滞と不能、賠償は帰責事由要る、解除は帰責事由要らぬ

01債務不履行と解除の重要暗記項目

01
重要度 A / 過去6年 1

債務不履行の種類と要件

債務不履行(債務者が本旨に従った履行をしないこと=契約違反)には履行遅滞と履行不能がある(ほかに不完全履行)。損害賠償請求には原則として債務者の帰責事由が必要。一方、契約の解除では債務者の帰責事由は不要。

覚え方債務フリコー(不履行)は遅滞と不能、賠償は帰責事由要る、解除は帰責事由要らぬ

ひっかけ注意損害賠償は帰責事由必要/解除は帰責事由不要の対比

02
重要度 A / 過去6年 1

履行遅滞になる時期(履行期の種類別)

確定期限のある債務は期限到来時、不確定期限付債務は債務者が期限到来後に履行請求を受けた時または期限到来を知った時のいずれか早い時、期限の定めがない債務は原則として履行の請求を受けた時から履行遅滞となる。

覚え方確定期限は到来で、不確定は請求か知った早い時、期限なしは請求受けて遅滞に

ひっかけ注意期限の定めなき債務は「請求を受けた時」から遅滞

03
重要度 A / 過去6年 1

同時履行の抗弁権と履行遅滞

売主の引渡債務と買主の代金支払債務は原則同時履行の関係にあり、相手が履行しない間は自分の履行を拒める。自分が履行・弁済の提供をしない間は履行期を過ぎても相手は履行遅滞にならない。

覚え方同時履行(どうじ)の抗弁、自分が出さなきゃ相手も遅滞にならぬ、せーので出す

ひっかけ注意自分が提供しない間は相手は履行遅滞にならない点

04
重要度 A / 過去6年 1

履行不能の判断基準

履行が不能かどうかは契約その他の債務の発生原因および取引上の社会通念に照らして判断し、物理的に不可能な場合に限定されない。契約成立時にすでに不能であった原始的不能も含まれる。

覚え方履行不能は社会通念で判断、物理的ムリに限らず、最初から不能な原始的も含む

ひっかけ注意履行不能は物理的不能に限らず社会通念で判断する点

05
重要度 A / 過去6年 1

損害賠償請求と帰責事由

債権者は債務不履行(履行遅滞・履行不能)により生じた損害の賠償を請求できる。ただし債務不履行が債務者の責めに帰することができない事由によるときは原則として請求できない(債務者の帰責事由が必要)。

覚え方賠償は不履行の損害に、でも債務者の責めじゃない事由なら請求できぬ、帰責事由が要

ひっかけ注意損害賠償請求には債務者の帰責事由が必要な点

06
重要度 A / 過去6年 1

損害賠償の範囲

①通常生ずべき損害の賠償を請求できる。②特別の事情による損害でも当事者(債務者)がその事情を予見すべきであったときはその賠償を請求できる。将来取得すべき利益(逸失利益)や将来負担すべき費用も請求可能。

覚え方賠償の範囲、通常損害は当然、予見すべき特別事情もOK、逸失利益・将来費用も請求可

ひっかけ注意特別損害は「予見すべきであった」場合に請求可の要件

07
重要度 A / 過去6年 1

損害賠償額の予定のポイント

①予定されると実際の損害額に関わらず予定額が損害賠償額となる。②契約と同時に行う必要はないが、すでに損害が発生したあとに予定することはできない。③違約金は債務不履行による損害賠償額の予定と推定する。

覚え方予定(よてい)したら実損関係なく予定額、同時じゃなくてよいが損害後はダメ、違約金は予定と推定

ひっかけ注意予定額は実損害と無関係。損害発生後の予定は不可の点

08
重要度 A / 過去6年 1

金銭債務の特則

①金銭債務に履行不能はなく債務不履行=履行遅滞となる。②債務者の帰責事由がなくても債務不履行が成立。③債権者は損害の証明なしに損害賠償を請求できる。④賠償額は債務者が遅滞責任を負った最初の時点の法定利率で計算(約定利率>法定利率のときは約定利率)。

覚え方キン(金銭)債務に不能なし、帰責なくても遅滞成立、証明いらず、法定利率(約定高けりゃ約定)で計算

ひっかけ注意金銭債務は帰責事由不要・損害証明不要・履行不能なしの特則

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02試験で正誤を分けるチェック順

  1. 1
    誰に・何に適用されるか

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  2. 2
    原則と例外を分ける条件

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  3. 3
    期限・手続・効果の組み合わせ

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

03この論点の根拠

関連法令
民法
内容の基準日
2026年4月1日
復習方法
要点を確認した後、下の○×問題で条件の違いを見分ける

法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。

問題演習

債務不履行と解除の○×一問一答

1/8解答 0・正解 0

権利関係重要度 A過去6年出題 1

債務不履行の種類と要件

債務不履行による契約の解除には、原則として債務者の帰責事由が必要である。

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