2026年10月試験対応2026年4月1日施行法令基準情報の正確さへの取り組み

勉強法2026年度試験対応

宅建の合格率・難易度・合格点|過去10年の推移と点数が毎年動く理由

宅建試験の合格率は、令和7年度が18.7%でした。過去10年を並べても15.4%から18.7%の範囲に収まっています。一方で合格点は50問中33点から38点まで、5点の幅で動いています。合格率はほとんど動かず、合格点だけが動く。この非対称が、宅建の難易度を考えるときの出発点です。

公開日
2026年8月1日
更新日
2026年8月1日
読了目安
18
先に結論

宅建は合格点が事後に決まる試験です。過去10年の合格率は15.4〜18.7%に収まり、合格点は50問中33〜38点で変動しました。難易度は「何点で受かるか」ではなく「上位2割弱に入れるか」で決まるため、学習の目標点は合格点の上限である38点に置きます。

この記事でわかること

迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます

  • 過去10年の受験者数・合格者数・合格率・合格点の推移(一次資料の数字)
  • 合格点が毎年変わるのに、合格率がほぼ一定に保たれている理由
  • 50問の分野別内訳と、38点を取る場合の得点設計
  • 5問免除(登録講習修了者)と一般受験者の合格率7ポイント差

01結論:宅建の難易度は「合格点」ではなく「上位2割に入れるか」で決まる

令和7年度の宅建試験は、受験者245,462人に対して合格者45,821人、合格率18.7%でした。合格点は50問中33点です。この33点という数字だけを見て「6割強で受かる試験」と考えると、計画を間違えます。前年の令和6年度は37点、令和2年度の10月試験は38点でした。同じ試験で、年によって必要な点数が5点違います。

5点の差は小さくありません。50問のうち5問は、権利関係の民法1問を落とすか落とさないかの話ではなく、宅建業法の得点源をまるごと1章ぶん取りこぼすのと同じ重さです。33点を目標に組んだ計画は、38点が必要な年に当たった時点で成立しません。

不動産適正取引推進機構は「上位何パーセントを合格させる」とは公表していません。ただし公表資料から読めるのは、合格点が33点から38点まで動いた10年間で、合格率は15.4%から18.7%という3.3ポイントの幅に収まり続けているという事実です。合格点が動くことで合格率が保たれている、という関係が数字に表れています。

この記事では、不動産適正取引推進機構が公表している試験実施概況と試験結果の概要から、宅建試験の難易度を分解します。合格率の推移、合格点が動く仕組み、50問のどこで差がつくか、5問免除の影響、他資格との位置関係を順に見ていきます。

02過去10年の受験者数・合格者数・合格率・合格点

不動産適正取引推進機構が公表している「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」の数字です。令和2年度と令和3年度は、会場確保の都合により10月と12月の2回に分けて実施されたため、12回分の行があります。

10年間の通算では、申込者2,781,905人、受験者2,227,793人、合格者379,246人です。通算の合格率は17.02%、受験率は80.08%になります(いずれも公表値からの計算)。

宅建試験の実施結果(令和7年度以前10年間)
年度申込者数受験者数合格者数合格率合格点(一般)合格点(5問免除)
令和7年度306,099人245,462人45,821人18.7%50問中33点45問中28点
令和6年度301,336人241,436人44,992人18.6%50問中37点45問中32点
令和5年度289,096人233,276人40,025人17.2%50問中36点45問中31点
令和4年度283,856人226,048人38,525人17.0%50問中36点45問中31点
令和3年度(12月試験)39,814人24,965人3,892人15.6%50問中34点公表なし
令和3年度(10月試験)256,704人209,749人37,579人17.9%50問中34点45問中29点
令和2年度(12月試験)55,121人35,261人4,610人13.1%50問中36点45問中31点
令和2年度(10月試験)204,163人168,989人29,728人17.6%50問中38点45問中33点
令和元年度276,019人220,797人37,481人17.0%50問中35点45問中30点
平成30年度265,444人213,993人33,360人15.6%50問中37点45問中32点
平成29年度258,511人209,354人32,644人15.6%50問中35点45問中30点
平成28年度245,742人198,463人30,589人15.4%50問中35点45問中30点
10年通算2,781,905人2,227,793人379,246人17.02%

03合格率が15%台から18%台に収まり続けるのはなぜか

表を縦に読むと、受験者数は198,463人から245,462人まで、47,000人近く動いています。にもかかわらず合格率の幅は3.3ポイントしかありません。問題の難易度も年によって違うはずです。それでも合格率が動かないのは、合格点のほうが動いているからです。

宅地建物取引業法には「何点以上で合格」という点数が書かれていません。合格基準点は試験の後に決まり、合格発表と同時に公表されます。だから令和2年度10月試験のように問題が易しければ38点が必要になり、令和7年度のように難しければ33点でも通ります。受験者側から見れば、自分の点数が何点でも、合格するかどうかは他の受験者の出来との相対で決まります。

これは行政書士試験のような、試験前に基準点が公示される絶対評価の試験とは仕組みが違います。行政書士試験は総得点180点以上という基準が固定されているため、問題が易しい年は合格率が跳ね上がります。宅建は基準点が動くので、合格率のほうが動きません。

受験生にとっての意味は具体的です。第一に、前年の合格点を目標にすると足りない年があります。第二に、「今年は難しかったから合格点が下がる」という予想は、自分の点数を上げる行動にはつながりません。第三に、模試で35点だったという結果は、それ単体では合否の情報になりません。33点の年もあれば38点の年もあるからです。

したがって学習上の目標点は、過去10年の合格点の上限である38点に置くのが合理的です。38点を狙って35点で止まっても、33点や36点だった年なら通ります。33点を狙って33点で止まると、通るのは10年に1回の年だけになります。

04合格点33点と38点は、正答率にすると10ポイント違う

合格点を正答率に直すと、33点は66.0%、38点は76.0%です。10ポイントの差があります。この差は、学習を「6割取れればいい」と設計するか「4問に3問は正解する」と設計するかの違いになります。後者は、知っている論点で確実に取り切ることを要求します。

下の表は、過去10年に実際に採用された合格点と、その正答率、5問免除者の基準点、該当した年度をまとめたものです。5問免除者の基準点は、一般受験者の基準点から5点を引いた値になっています。

合格点別の必要正答率と該当年度(過去10年)
合格点(一般・50問)必要正答率5問免除者の基準点(45問)該当した年度
33点66.0%28点令和7年度
34点68.0%29点令和3年度(10月・12月)
35点70.0%30点令和元年度・平成29年度・平成28年度
36点72.0%31点令和5年度・令和4年度・令和2年度(12月)
37点74.0%32点令和6年度・平成30年度
38点76.0%33点令和2年度(10月)

0550問の分野別内訳と、1問あたりの重み

宅建試験は50問・四肢択一式の筆記試験で、試験時間は2時間(登録講習修了者は45問・1時間50分)です。出題内容は宅地建物取引業法施行規則第8条に定める7つの号で決まっており、この枠組み自体は毎年変わりません。

実際の出題は、問1から問14が権利関係、問15から問22が法令上の制限、問23から問25および問46から問50が税・その他、問26から問45が宅建業法という並びです。この配置は令和4年度から令和7年度まで同じでした(本サイトが収録している過去問4年度分で確認)。

1問の重みは全分野で同じ2%です。しかし1問を取るために必要な学習量は分野ごとにまったく違います。権利関係14問は民法・借地借家法・区分所有法・不動産登記法という4法にまたがり、宅建業法20問は宅地建物取引業法と施行規則にほぼ閉じています。同じ1問でも、宅建業法のほうが安く買えます。

50問の分野別内訳(令和4年度〜令和7年度の実出題で確認)
分野問題番号問題数配点比率出題の根拠となる主な法令
権利関係問1〜問1414問28%民法、借地借家法、区分所有法、不動産登記法
法令上の制限問15〜問228問16%都市計画法、建築基準法、国土利用計画法、農地法、土地区画整理法、盛土規制法
税・その他問23〜問25、問46〜問508問16%地方税法、所得税法、印紙税法、地価公示法、不動産鑑定評価基準ほか
宅建業法問26〜問4520問40%宅地建物取引業法および同法施行規則
合計問1〜問5050問100%

06どこで差がつくか:38点を取る場合の得点設計

合格点の上限38点を目標にすると、50問中12問まで落とせます。この12問をどこで落とすかを先に決めておくと、学習の優先順位が自動的に決まります。

落としてよい12問の大半は、権利関係に置きます。権利関係14問は範囲が最も広く、判例の細部を問う難問が毎年混ざります。ここで満点を狙うと時間がいくらあっても足りません。逆に宅建業法20問は、条文と過去問の反復で18問前後まで届きます。

下の表の目標得点は、この配分の一例です。合計は38点になります。自分の分野別正答率が出たら、この表の数字と比べて、どこが足りないかを見ます。

38点を目標にした場合の分野別得点設計
分野問題数目標得点想定正答率この分野をそう設計する理由
宅建業法20問18問90%出題根拠が宅建業法と施行規則に閉じている。制度・数字・書面の比較を覚え切れば毎年同じ形で出る
権利関係14問9問64%民法だけで1,000条を超える。頻出論点で確実に取り、判例の細部を問う難問は捨てる前提で設計する
法令上の制限8問6問75%数字と手続の暗記が中心。区域・面積・期間の組み合わせを表にすれば安定する
税・その他8問5問63%税は毎年2問。統計と土地・建物は直前期の暗記で取り切れる
合計50問38問76%過去10年の合格点の上限が38点。ここに届けば年度の当たり外れを受けにくい

075問免除(登録講習修了者)の仕組み

宅建試験には、5問が免除される制度があります。国土交通大臣の登録を受けた機関が実施する登録講習を受け、その修了試験に合格した人が対象です。免除されるのは施行規則第8条の第1号(土地・建物の形質、構造、種別)と第5号(宅地建物の需給に関する法令および実務)に関する5問で、実際の出題では問46から問50にあたります。

重要なのは受講資格です。不動産適正取引推進機構は、登録講習について「宅地建物取引業に従事している方(従業者証明書をお持ちの方)のみ受講することができます。一般の方は受講できません」と明記しています。つまり不動産業に勤めていない受験者は、この制度を使えません。

有効期間もあります。修了試験の合格から3年以内に行われる試験でのみ免除が受けられます。令和7年10月19日の試験であれば、修了試験合格年月日が令和4年10月20日以降であることが条件でした。また、申込画面で修了番号などを入力しなかった場合は一般申込者として扱われ、申込後の変更はできません。

免除者の試験は45問・1時間50分になります。入室刻限も一般申込者が12時30分、登録講習修了者が12時40分と分かれています。

08登録講習修了者と一般受験者では、合格率が7ポイント違う

不動産適正取引推進機構が公表した令和7年度の試験結果の概要には、登録講習修了者の内訳が載っています。受験者245,462人のうち登録講習修了者は50,920人、合格者45,821人のうち登録講習修了者は12,316人で、修了者の合格率は24.2%でした。

ここから一般受験者(登録講習修了者以外)を計算すると、受験者194,542人、合格者33,505人、合格率17.22%になります(公表値からの差引き計算)。修了者24.2%との差は7.0ポイントです。全体の合格率18.7%は、この2つの集団を合わせた平均値です。

差が生まれる理由は5問の免除だけではありません。修了者は宅地建物取引業に従事している人に限られるため、業務で媒介契約書や重要事項説明書に日常的に触れています。受験率にも差があり、全体の受験率80.2%に対して修了者は89.5%でした。申し込んだあとに受験を取りやめる人が少ない集団です。

この差は単年の偶然ではありません。令和6年度も、登録講習修了者は受験49,337人・合格10,822人で合格率21.9%、一般受験者は受験192,099人・合格34,170人で合格率17.79%(差引き計算)でした。2年続けて4ポイント以上の差があります。

不動産業に勤めていない受験者が難易度を見積もるときは、全体の18.7%ではなく、一般受験者の17.22%を基準にするほうが実態に近くなります。

一般受験者と登録講習修了者の比較(公表値と差引き計算)
年度・区分申込者数受験者数受験率合格者数合格率
令和7年度・登録講習修了者(公表値)56,922人50,920人89.5%12,316人24.2%
令和7年度・一般受験者(差引き計算)249,177人194,542人78.1%33,505人17.22%
令和7年度・全体(公表値)306,099人245,462人80.2%45,821人18.7%
令和6年度・登録講習修了者(公表値)55,343人49,337人89.1%10,822人21.9%
令和6年度・一般受験者(差引き計算)245,993人192,099人78.1%34,170人17.79%
令和6年度・全体(公表値)301,336人241,436人80.1%44,992人18.6%

09申込者の約2割は試験当日に会場へ来ていない

10年通算の受験率は80.08%でした。申込者2,781,905人に対し、受験したのは2,227,793人です。554,112人、全体の約20%が受験していません。令和7年度単年でも受験率は80.2%です。

合格率18.7%は、当日会場に来た人の中での比率です。申し込んだ段階の306,099人を分母にすると、合格者45,821人の割合は14.97%まで下がります。学習が続かず、受験自体をやめる段階での脱落が、統計に表れない形で存在しています。

受験手数料8,200円は、申込みが受理された後は返還されません。それでも2割が来ないという数字は、宅建試験の難しさが知識量だけの問題ではないことを示しています。10月の試験日まで学習を続けられるかどうかが、最初の関門です。

この記事の読者にとって実務的な示唆は一つです。合格率を眺めるより、今週何問解いたかを数えるほうが、合否に直接効きます。

10宅建の難易度を押し上げている5つの要因

合格率17%前後という数字の裏で、実際に受験生を止めているのは次の5つです。いずれも過去問を解いていると具体的に体感できるものです。

  • 合格点が事後に決まる。学習中に「あと何点必要か」が確定しません。33点の年も38点の年もあるため、目標点を自分で上限側に置ける人と、前年の合格点を目標にしてしまう人で、直前期の詰め方が変わります。
  • 権利関係14問の範囲が広い。民法に加えて借地借家法、区分所有法、不動産登記法が入ります。条文数だけでも民法は1,000条を超え、そこから毎年14問が選ばれます。網羅を目指すと、宅建業法に使う時間がなくなります。
  • 宅建業法20問が似た制度の集合になっている。営業保証金と弁済業務保証金分担金、35条書面と37条書面、8種制限の各規定は、どれも「誰が・誰に・いつ・いくら」で区別します。制度名だけを覚えると、選択肢で主体や時期を入れ替えられた瞬間に判断できなくなります。
  • 法令上の制限が数字の暗記に寄っている。開発許可の面積要件、建築確認が必要な規模、農地法の許可権者、国土利用計画法の届出面積。どれも似た数字が並び、区域や用途とセットで覚えないと混同します。
  • 2時間で50問を処理する必要がある。1問あたり2分24秒です。権利関係の事例問題で1問に5分使うと、その分どこかを削ることになります。知識があっても読む速度が足りなければ点になりません。

11他の資格と並べたときの宅建の位置

合格率だけを横に並べても、試験の難しさは比較できません。受験者層が違い、受験資格の有無が違い、出題形式も違うからです。それでも、どの試験がどういう形で受験生をふるいにかけているかを知る目的では、比較に意味があります。

下の表は、いずれも令和7年度(社会保険労務士は第57回)の、各実施機関が公表した実績です。なお「合格に必要な学習時間」は、どの実施機関も公表していません。予備校が示す目安はありますが公的な統計ではないため、この表には入れていません。学習時間の考え方は勉強時間の記事で扱います。

表を見ると、宅建は受験者数が2番目の行政書士の約5倍で、桁が違います。同時に、出題形式が四肢択一の1種類しかなく、科目別の足切りもありません。記述式も口述試験もなく、50問の総得点だけで判定されます。試験としては最もシンプルな構造です。

一方で、合格点が事後に決まるのは、この表の中では宅建だけです。行政書士は法令等122点・基礎知識24点・総得点180点という基準が試験前に公示され、その基準を満たせば何人でも合格します。社会保険労務士と司法書士は科目別・部門別の基準点があり、1つでも下回ればそれだけで不合格になります。宅建には足切りがない代わりに、合格ラインが他の受験者の出来で動きます。

不動産系の資格の中で見ると、宅建の18.7%はマンション管理士の11.0%より高く、賃貸不動産経営管理士の29.5%より低い位置です。ただし賃貸不動産経営管理士の5問免除講習は誰でも受講できるのに対し、宅建の登録講習は宅地建物取引業の従業者に限られます。同じ「5問免除」でも、一般受験者が使えるかどうかが違います。

主要資格の令和7年度実施結果(各実施機関の公表資料)
資格受験者数合格者数合格率合否判定の仕組み受験資格
賃貸不動産経営管理士31,792人9,370人29.5%50問四肢択一。38問以上で合格(免除者は45問中33問以上)なし
管理業務主任者14,435人2,832人19.6%50問四肢択一。36問正解が基準(免除者は45問中31問)なし
宅地建物取引士245,462人45,821人18.7%50問四肢択一。合格点は試験後に決定(令和7年度は33点)。科目別の足切りなしなし
行政書士50,163人7,292人14.54%60問300点。択一・多肢選択・記述式。法令等122点/基礎知識24点/総得点180点の3基準を全部満たすなし
マンション管理士10,984人1,210人11.0%50問四肢択一。42問以上で合格(免除者は45問中37問以上)なし
社会保険労務士(第57回)43,421人2,376人5.5%選択式・択一式。総得点に加えて科目別の基準点があり、1科目でも下回れば不合格あり(学歴・実務経験・国家試験合格のいずれか)
司法書士14,418人751人5.2%(計算値)筆記350点中255.0点以上。午前択一・午後択一・記述に各基準点。合格後に口述試験なし

12受験資格はなく、令和8年度の手数料は8,200円

不動産適正取引推進機構は、受験資格について「日本国内に居住し、各都道府県知事が定める区域に居住する方が、当該都道府県で実施される試験の受験申込みを行うことができます」としています。年齢・学歴・実務経験の要件はありません。試験に合格したあとの資格登録には別途要件がありますが、受験そのものは誰でもできます。

受験手数料は8,200円(消費税等非課税)です。いったん払い込まれた手数料は、申込みが受理されなかった場合などを除いて返還されません。台風等で試験が実施できず再試験も行えない場合には返還が行われます。

出題の根拠となる法令にも決まりがあります。令和7年度の試験案内には「出題の根拠となる法令は、令和7年4月1日現在施行されているものです」と書かれています。令和8年度なら令和8年4月1日時点です。4月2日以降に施行される改正を先取りして覚えると、本試験では逆に誤りになります。市販教材を選ぶときに最初に確認すべきなのはこの基準日です。

試験問題は書籍や電卓の持ち込みができないマークシート方式で、全都道府県が同一問題・同時実施です。

令和8年度宅地建物取引士資格試験の日程
項目日程
官報公告令和8年6月5日(金)
インターネット申込令和8年7月1日(水)9時30分〜7月31日(金)23時59分
郵送申込令和8年7月1日(水)〜7月15日(水)
受験票発送令和8年10月2日(金)予定
試験日令和8年10月18日(日)13時〜15時(登録講習修了者は13時10分〜15時)
合格発表令和8年11月25日(水)
受験手数料8,200円(消費税等非課税)

13合格率の数字を、明日の1時間に変える

ここまでの数字を整理すると、宅建の難易度は次の形で表せます。合格点は33点から38点で動き、事後に決まる。合格率は15.4%から18.7%に収まっている。不動産業以外から受ける人の実質的な合格率は17.22%(令和7年度)。50問のうち20問が宅建業法で、14問が権利関係。2時間で1問あたり2分24秒。

ここから導ける行動は具体的です。目標点は38点に置く。時間配分は問題数に比例させ、宅建業法を最優先にする。権利関係は頻出論点で9問を確保する設計にして、難問には時間を使わない。この3つを決めた時点で、次に解くべき問題が決まります。

難易度を測るのに他人の合格体験記は要りません。必要なのは、自分が今どの論点を説明できて、どの論点で二択に迷うかという情報です。本サイトでは、4分野をカバーする784問の○×一問一答と、55論点の要点整理、780項目の暗記表を登録不要で公開しています。解いた記録は端末内に残り、分野別の到達率として見えるようにしてあります。

合格率18.7%は、あなたの合否を予測する数字ではありません。予測に使えるのは、直近1週間で解いた問題のうち、理由まで説明して正解できた割合です。この記事を読み終えたら、次は宅建業法の1問目です。

よくある質問

宅建の合格率は何%ですか。

令和7年度は18.7%でした。受験者245,462人に対して合格者45,821人です。不動産適正取引推進機構が公表している過去10年の実施概況では、最も低いのが令和2年度12月試験の13.1%、通常実施の年に限ると平成28年度の15.4%、最も高いのが令和7年度の18.7%です。10年通算では受験者2,227,793人・合格者379,246人で、合格率は17.02%になります。

宅建の合格点は何点ですか。毎年変わるのはなぜですか。

令和7年度は50問中33点、令和6年度は37点でした。過去10年では33点から38点の範囲で動いています。宅地建物取引業法には合格点が定められておらず、基準点は試験後に決まって合格発表と同時に公表されます。そのため問題が易しい年は基準点が上がり、難しい年は下がります。結果として合格率のほうがほぼ一定に保たれています。学習上の目標点は、上限である38点に置くのが安全です。

宅建の難易度はどのくらいですか。何割取れば受かりますか。

必要正答率にすると、33点の年で66.0%、38点の年で76.0%です。同じ試験でも年によって10ポイント違います。50問すべて四肢択一で、科目別の足切りはなく総得点だけで判定されます。受験資格もありません。一方で受験者は年間24万人規模で、合格点が相対的に決まるため、母集団の中で上位2割弱に入る必要があります。

5問免除を受けると合格しやすくなりますか。

令和7年度の登録講習修了者の合格率は24.2%で、一般受験者の17.22%(公表値からの差引き計算)より7.0ポイント高い結果でした。ただし登録講習は宅地建物取引業に従事している人(従業者証明書を持つ人)しか受講できません。一般の受験者は利用できない制度です。また免除の有効期間は修了試験の合格から3年以内で、申込時に修了番号等を入力しないと一般申込者として扱われます。

どの分野で落とすと不合格になりやすいですか。

実施機関は分野別の得点分布を公表していないため、「この分野で落ちる人が何%」という数字は存在しません。ただし配点構造から言えることはあります。宅建業法は20問(40%)で出題根拠が宅建業法と施行規則にほぼ閉じており、反復で18問前後まで届きます。ここを14問や15問で止めると、範囲の広い権利関係14問で埋め合わせる必要が出て、負担が跳ね上がります。38点設計では宅建業法18問・権利関係9問・法令上の制限6問・税その他5問が一つの基準です。

宅建に受験資格はありますか。合格に有効期限はありますか。

受験資格はありません。日本国内に居住していれば、年齢・学歴・実務経験を問わず受験できます。受験手数料は令和8年度で8,200円(消費税等非課税)です。試験の合格そのものに有効期限はありませんが、5問免除の対象となる登録講習修了者の資格は、修了試験の合格から3年以内の試験に限られます。合格後に宅地建物取引士として業務を行うには、合格した試験地の都道府県知事への資格登録が別途必要です。

宅建と行政書士はどちらが難しいですか。

令和7年度の合格率は宅建が18.7%、行政書士が14.54%です。ただし差は合格率よりも構造にあります。宅建は50問すべて四肢択一で足切りがなく総得点だけで判定されますが、合格点は試験後に決まります。行政書士は択一・多肢選択・記述式の3形式で、法令等122点・基礎知識24点・総得点180点という3つの基準が試験前に公示され、1つでも欠ければ不合格です。宅建は「他の受験者との相対」、行政書士は「固定された基準との距離」で決まる、という違いになります。

確認した公的情報

試験形式・日程の参照元

試験日程や申込み方法は変更される場合があります。受験前には必ず実施機関の最新案内を確認してください。