宅建Q&A

宅建の勉強に関するQ&A

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宅建は独学で合格できますか?
独学でも合格できます。その根拠は「市販教材が充実しているから」「勉強時間の大半を費やすのが”覚える作業”だから」の2点です。

宅建試験は他の資格と比べると知名度が高く、また、受験生の数も多いため、いろんな会社が試験対策用の教材を出版しています。各社が知恵を絞って完成度の高い教材を作り続けているため、市販教材はかなり充実しています。

また、宅建は四肢択一のマークシート式の試験です。難関資格によくある記述式の問題は出ませんし、テクニックが必要な計算問題もほとんど出題されません。

各自が1人で行う「覚える作業」が勉強の中心になるため、他の資格と比べると通学・通信講座を受講するアドバンテージは小さいといえるでしょう。

宅建に合格するために必要な勉強時間の目安はありますか?
地頭の良い方や試験慣れしている方は150時間~ぐらいで合格ラインに乗りますが、一般的には200時間~300時間ぐらいと言われています。

「勉強期間」は3か月~6か月、「1日の勉強時間」は1時間~2時間ぐらいがひとつの目安になります。

学習計画(勉強のスケジュール)は立てたほうが良いですか?
勉強を始める前におおまかな学習計画を立てましょう。合格に必要(と思われる)学習内容を書き出し、月単位・週単位で達成すべき目標を定めます。

また、学習計画は作りっぱなしでは意味がありませんので、勉強を開始したあとも定期的に見直しましょう。

宅建のおすすめテキスト・問題集はありますか?
私は、TAC出版の「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書・問題集」を使って勉強しましたが、フルカラーですごく使いやすかったのでおすすめです。

その他のおすすめのテキスト・問題集は、おすすめ教材ページでご紹介しています。教材選びでお悩みの方はぜひご覧ください。

テキストや問題集の発売日はいつぐらいですか?
早いところでは試験終了直後の10月下旬頃から来年度対策用の教材が発売されます。多くの受験生が勉強を始める春~初夏頃には全て出揃います。
試験に合格するために過去問対策は必要ですか?
絶対に必要です。

本試験では過去問類似問題が何度も繰り返し出題される傾向があるため、「過去問対策を制する者が宅建試験を制する」と言っても過言ではありません。

基本テキスト・問題集をひととおり勉強したら、過去問対策にとりかかりましょう。市販の過去問題集を最低でも2回転(=すべての問題を2回解く)させましょう。

過去問は公開されていますか?そのまま学習に使うことはできますか?
過去問は、指定試験機関の一般財団法人 不動産適正取引推進機構のサイトで無料公開されています。

ただし、掲載されている問題・解答は当時の法律にあわせて作られており、現行の試験では不適当なもの・正誤が逆になるものなどが混在しているため、そのまま学習に使うことはできません。

過去問対策で使う場合は、現行の法律に合うように問題・解答が適宜修正されている市販の過去問対策用教材を購入しましょう。

試験前に市販の予想問題集を買って解いたほうがいいですか?
時間に余裕がある場合は、市販の予想問題集を買って解くことをおすすめします。

なお、問題を解くさいは必ず時間を計って解きましょう。また、本試験を意識して、解く順番や時間配分などにも気を配りましょう。

試験前に公開模試を受験したほうがいいですか?
(初受験の方は特に)受験することをおすすめします。

本試験と同じような緊張感のある環境で、最近の出題傾向を勘案して作られた問題を解く作業は良い予行練習になります。

おすすめの公開模試はありますか?難易度に差はありますか?
私は、受験生時代に2つの模試を受けました。

資格の大原・日建学院・ユーキャン・住宅新報社の4社が合同で開催している「ジ・オープンMOGI」と、資格の学校TACが開催している「全国公開模試」です。

ジ・オープンMOGIは受験料が5,400円(税込)とやや高めですが、試験終了後に1時間程度の解説講義が付いていました。分かりやすくて良かったです。ちなみに、2017年度の受験者数は6,857人でした。

ジ・オープンMOGIの個人分析表
ジ・オープンMOGIの個人分析表

一方、TACの全国公開模試は受験料が3,500円(税込)と手頃な金額でしたが、解説講義などは付いていませんでした(解答・解説冊子はもらえます)。ちなみに、2017年度の受験者数は9,345人でした。

TAC公開模試の個人成績表
TAC公開模試の個人成績表

どちらの問題も良く作られており、難易度に大きな差があるとは感じませんでした。個人的には、コストパフォーマンスが良く、受験者数も多いTACの全国公開模試のほうをおすすめします。

おすすめの学校(通学・通信)はありますか?
おすすめの学校(通学・通信)ページでご紹介しています。そちらをご覧ください。
どのような順番で問題を解くのがおすすめですか?
私は問1から順番に解いていましたが、受験生の中には比較的点数の取りやすい宅建業法の問題(問26以降)から解き始める方や、試験前に詰め込んだ数字を忘れないうちに統計問題(問46以降)を解くという方もいらっしゃいます。

絶対にこの順番で解くべき!という定石はありませんので、自分に合う順番で解きましょう。

古いテキストを使って勉強することはできますか?
宅建業法等の法律は定期的に改正されます。

古いテキストの内容と現行の基準が異なることがよくあるため、基本的には古いテキストを使って勉強することはできません。

勉強を始めるさいには、受験年度に対応した最新の教材を購入しましょう。

宅建業法の法改正(改正点)はどのように確認すれば良いですか?
基本的には全てテキストに織り込まれますが、テキスト発売後に改正された点は発売元の出版社のサイトで確認しましょう。
統計問題はどのように対策すればいいですか?
統計問題は、直近の地価公示や建築着工統計の数字などが問われます。

上述の法改正(改正点)とともに補足資料が配布されることが多いので、試験前に発売元の出版社のサイトをチェックしましょう。

おすすめの勉強法はありますか?
情報の集約化して何度も目を通すこと」をおすすめします。

問題を解いたときに間違えたところや解答のコツなどを、各問題集の解答・解説部分ではなく、集約化すると決めた教材に書き込みましょう。大事な情報がいろんな教材に点在しているよりも、ひとかたまりになっていたほうが復習しやすいですよね。

私の場合は、市販のテキスト・自作の単語帳・チェックシート教材の3つに情報を集約化していました。

テキスト・単語帳・チェック教材
テキスト・単語帳・チェック教材

また、情報を集約化した教材に何度も目を通すことも重要です。人間は忘れる生き物ですので、定期的に読み込んで知識を定着させましょう。

数字や計算が苦手でも試験に合格することはできますか?
全50問のうち、計算問題は出題されても1問か2問です。しかも要求されるのは単純な計算のみで、方程式などを使うことはありませんので、数字や計算が苦手な方でも全く問題なく合格できます。

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